お年寄りの苦労を体験 南小で認知症キッズサポーター講座

市(長寿あんしん課)は12日、南小で認知症キッズサポーター養成講座を開き、5年生が認知症などについて理解を深めた。
子どもの頃から認知症についての理解を深め、思いやりの心を育むことで認知症になっても安心して暮らせる街づくりを目指そうと取り組んでいるものでこれまでにキッズ(小学生)1669人、ジュニア(中学生)319人が受講している。
南小5年2組33人を対象とした講座では、児童たちが市の社会福祉士の道貝大輔さんら2人から、現代では医療の発展や豊かになった食事などによって平均寿命が伸びているとし、稚内市には100歳以上のお年寄りが19人(女17)おり、3人に1人は65歳以上の高齢者であることなどと説明を聞いた。
このあと、高齢者の身体を体験する教材や車椅子の試乗など通してお年寄りの大変さを体感していた。
鎌倉颯大君は「車椅子の人など見かけたら助けてあげたいと思いました」と感想を話していた。


