時の話題 「不法投棄」
先週土曜日の7日行われた桜井電業所と桜井冷熱機械合同の清掃奉仕活動でペットボトルなどのごみに加え電子レンジや炊飯器まで捨てられており回収した。ペットボトルならまだしもレンジなどは不法投棄そのものでモラルが問われよう。
桜井グループの清掃奉仕活動は平成27年から行われており今年で12回目になる。稚内空港~国道238号までの道道とミルクロード沿いで行っている。レンジなどが不法投棄されていたのは宗谷ふれあい公園から富岡住宅街までの間であろう。この区間は人目が少なくうっそうとした笹やぶが眼下に広がるので投げ捨てるのに格好な場所だからである。思うに夜陰に乗じ持ち込み捨てていったのだろう。
以前、ミルクロード沿いの笹やぶ一帯で稚内市が主体になり不法投棄物の一斉回収が行われたことがあり、その後も市は監視の目を光らせていたが、一斉回収から10年以上経ち罪の意識が希薄化したこともあって元の木阿弥と化したと考えられる。人は法律など制限なければ悪行を犯すものという性悪説を裏付ける行為といえよう。
稚内の空の玄関口で稚内空港周辺とキャンパーなどが多く訪れる宗谷ふれあい公園周辺の道路のごみ一掃を期し実施した桜井グループの奉仕精神を逆撫でする行為への憤りは稚内市民誰もが抱くものであり、この犯罪行為を一掃すべく啓発せねばなるまい。
さらに書き添えるとミルクロード沿いの土地は過去に市民植樹祭が行われた場所であり投棄は環境保護への裏切り行為であり断じて許せるものでなく猛省してほしいものだ。