医療従事者にエール 病院応援団 感謝のメッセージ披露
地域医療を考える稚内市民会議の病院応援団(中村善人団長)は市立稚内病院の医療従事者に対する激励メッセージを募る活動を行い、市民の声を医師や看護師に届けている。
この活動は2016年、医療従事者でケースワーカーだった中村さんと田中俊美さん(故人)の2人が、過酷な環境で働く医療従事者を応援しようと、来院した人から葉っぱや桜の花びらの紙に激励メッセージを書いてもらい病院ロビーにある〝温もりの木〟をメッセージでいっぱいにしようと取り組んでいるもので、今は病院応援団が活動を引き継いで行っている。
ほかに〝ぬくもりの箱〟が設置され、感謝のメッセージは週一回、それぞれの担当者の手元に送られている。
15日、中村さんら4人は「日夜がんばっている医師・看護師・職員に感謝のメッセージをお願いします」と書かれたポスターを手に各科の待合室にいる来院者にメッセージをお願いしていた。
この9年間で1200通余りのメッセージが寄せられたいう中村さんは「病院職員だった頃、医師として勤務する大変さなど目の当たりにしました。感謝の気持ちを伝えることで医療従事者のエネルギーになってもらえれば」と話していた。