山菜採りで注意喚起 消防署 先週、行方不明騒ぎも
稚内消防署などは山菜採りで山に入る際は万全の備えをし、1人ではなく複数で入山するよう呼びかけている。
4月以降、道内各地で行方不明騒ぎがあり、稚内でも先週8日午後、恵北で山菜採りに行った70代男性が、道に迷い消防や警察などが捜索した結果、数時間後に消防団員に無事に発見された事案があった。
過去の行方不明騒ぎではお年寄りが1人で山に入り道に迷うケースが多くあり①家族らに行き先を知らせ戻る時間を決める②GPS機能をオンにしスマホを必ず持つ③防寒着と食料を持参④道に迷った時には無闇に動かない⑤クマ除けに役立つ笛や鈴などを持つ⑥複数で山に入るなど注意が肝要としている。
行者ニンニク採りは終盤に入り、今はヤチブキやフキ、これからはタケノコ採りが始まる。恵北地区では数年前にも行方不明騒ぎがあり、今年も何度か山に入っているという男性は「同じ景色が続き方向を見失うことがある。入った場所から目印をつけ通った場所が分かるようにする良い」と話していた。