時の話題 「恵北の雄」
この数日、稚内は風強く咲いたばかりの桜が散り風に舞っているのを見た。遠山の金さんの桜吹雪ならぬ風に舞う桜も乙なものであった。
風あって稚内は風力発電施設の適地とされ海側はもとより宗谷丘陵には風車群が立ち、急峻な山が無いこともあって増幌地区にも立ち、先日まで中川までの送電線工事が行われ電力を有効に使おうとしている。
その地域に土地を持つ地主さんが好機到来とばかりに大手風力発電会社と手を組み発電事業に取り組んでいるのは皆さん承知のとおりである。
恵北地区で代々酪農を営んできたことから同地への思いは強くユーラスエナジーと組んだ発電事業により数基の風力発電施設を稼働している。
また同地土壌の珪藻土は「増幌珪藻土」として大手のパナホームに提供され調湿剤としての効果があり引く手あまたの引き合いにある。最近は土木業にも進出し稚内市の除排雪業者指定を受けるなど日の出の勢いにある。
更にはコンビニ大手ローソンの稚内進出にも自社所有の土地を提供するなどし、大黒のオレンジ通り一角に飲食店ビルを所有するなど事業拡大している。
珪藻土と発電事業を根幹に益々事業を大きくしようとしている同社の躍進をみていて思うのは好機(チャンス)を見逃さず時流に乗る見識の高さであろうか。渡辺義範社長には進取の精神がありチャレンジ精神が旺盛だ。筆者とも何やかやありながら交友は続いていると信じている。
同社から届くイモには感謝している。末長いお付き合いを。