勇知いもプロジェクト始動 上勇知 学生ら種イモ植える
勇知地区でジャガイモ栽培から収穫までを体験する2年目のプロジェクトが13日、上勇知の畑で始まり、参加した稚高、大谷高、稚内養護学校の生徒ら183人が約400㌔もの種イモを植えた。
若い人たちに栽培から収穫までを体験してもらうことで、稚内の特産品である勇知いもの価値や魅力を高める取組みとして実施したもので、3校の生徒に加え、南ロータリークラブ、稚内信金、北武建設などからも会員や職員が参加した。
南風が強まった13日生徒たちは北武建設が所有の先週、耕起作業を終えた2200平方㍍の畑にメイクイーンとキタアカリ各180㌔ずつ、インカのめざめとアンデスレッドの各25㌔ずつの種イモを30㌢間隔で植え、土を被せていた。
稚高の女子生徒は「農作業がこんなに大変だとは思いませんでした。植えた勇知いもの収穫が楽しみです」と話していた。
山本建設の菊池会長は「沢山の方々の協力に感謝しております。この取り組みを通じて若い人たちに農業に興味を持ってもらうと共に勇知いもをこの先も長く守ってほしい」と話していた。
6月中旬以降は生徒らが雑草取りなど行い昨年は1㌧弱の収穫量だったが、今年の9月中旬には約4・5㌧の勇知いもの収穫を見込んでいる。