難病克服し1歳迎える 石原さんの愛犬「すあま」

 市内愛犬家の石原智さん(36)が飼育の1歳までの生存率が0%とされる先天性疾患の心臓病と診断された飼い犬「すあま」が今月7日に1歳になった。クラウドファンディングで市民などから寄せられた寄付により1月に大手術を終えてから体調も良好で、石原さんは「皆さんの支援で4月から外で散歩もできるようになりました」と飼い犬の近況を報告した。
 昨年8月下旬に稚内であった譲渡会で飼い犬として迎え入れ、1カ月後(当時・6カ月)に難病と判明した「すあま」の手術や入院術後の通院含め約200万円かかり、、11月1日からCFサイト「READY FOR」で支援を呼びかけた結果、12月15日まで全国160人余りから180万6000円の寄付が寄せられた。
 今年1月に手術を終え、4カ月が経過。一ヶ月1回の定期検査で手術後は肥大していた心臓も4月27日の診断では通常の犬のサイズとなり、体調も良好。7月まで定期検査は続くが、元気な姿の愛犬に石原さんは「通過点にしていた1歳を無事に迎え、これも皆さんの支えがあってこそです。誕生日の特別メニューも喜んで食べていました。暖かくなったらドックランデビューもしたい」と話し、来年2月の稚内での犬ぞり大会で「ワンワンダッシュに出て、皆さんに元気な姿をお見せしたい」と話していた。