稚内勢として初めて2人入賞 十勝カップ柔道で南、新屋両君

 第16回十勝カップ北海道中学生柔道選手権大会(4日鹿追町総合スポーツセンター)の個人戦男子60㌔級に出場の南中3年の南瑠一君が準優勝、73㌔級の新屋楓理君が3位になった。2人は「大きな大会で結果を残せて嬉しい。次の大会に向けて更に練習に励みたい」などと喜んだ。
 7月にある全道中体連の前哨戦として位置づけられている十勝カップには、函館や釧路札幌、根室など全道各地から347人が出場した。
 32人が出場した個人戦男子60㌔級で1回戦から準決勝まで勝ち上がった南君は決勝戦で札幌の選手と対戦し払い腰で一本負けした。準優勝という結果に「柔道の新ルールに少し不安もありましたが、仲間や先生、いつも練習相手になってもらえる大人の皆さんのお陰で個人戦で準優勝することが出来たと思っています。今後は、7月の全道中体連に向けて頑張っていきます」と闘志を燃やしていた。
 30人が参戦した73㌔級で新屋君は準決勝で札幌の選手と対戦し、内股から押え込みの合わせ技で1本負けした。決勝戦まであと1歩の3位という結果に「大きな大会で、3位入賞できて嬉しい。今回の試合をしっかり振り返り、目標である全道中体連優勝に向けて練習を続けていきます」と話していた。
 2人が所属する稚内柔道スポーツ少年団「てっぺん柔道」の三上雅人代表は「2人とも優勝する力は十分ある。今大会で稚内勢として初めての2人入賞という、結果を残してくれて嬉しい」と2人を称えていた。