きょう宗谷線復旧 JR北 GW前の運行に安堵の声

 普通列車の脱線事故で運休していたJR宗谷線が26日朝から運行再開し、通常ダイヤに戻った。旭川行き特急列車に乗車した利用者らは「漸く再開となり助かりました」などと安堵していた。
 今月8日早朝、宗谷線の天塩中川駅〜問寒別駅の間で線路の盛り土が崩れ1両編成の普通列車が脱線したため稚内駅〜音威子府駅間の運行を見合わせていた。復旧工事を終えて事故から18日ぶりに運行を再開した。
 稚内駅始発の名寄行きの普通列車は車両繰りのため運休となったが、26日午前6時36分発の旭川行き特急「サロベツ2号」には、稚内駅から10人余りが乗車した。
 運行30分前には改札口に市民や旅行者らが待機しており18日ぶりの運行再開に、観光で稚内を訪れたという大分県の70代男性は「運休前から指定席を取っていたので、再開して良かったです」などと話しホッとした表情をしていた。