木村石油 5月から車中泊用軽バンレンタルのサービス開始

車両4台の前で事業をPRする木村社長
大黒4と富磯地区でガソリンスタンド(GS)を経営する木村石油の木村修太社長(35)が、5月から車中泊使用の軽バンレンタルサービスをスタートさせる。18日午後、内装を終えた車両4台が引き渡され、木村社長は「市民や旅行者の方々に車中泊でちょい旅を楽しんでもらいたい」などと新たな事業への思いを語った。
夏場の観光シーズンに宿が足りず泊まることが出来ない宿泊難民がおりレンタカーも借りることが出来ず、稚内観光に来たくても来れない状況が一部であることから、車中泊できる軽バンであれば観光客の受け皿になることを考え、後部座席を改装し特注のマットレスと折り畳みのテーブル、ポータブル電源を備えた4台導入し大黒と富磯にあるGSで貸し出す。
自らの車で家族と共に、1年前から休日は車中泊で宗谷の各所を巡り、自身のインスタグラム「どうちる」で車中泊での魅力スポットを投稿している木村社長は、内装工事を依頼した㈱ササキの担当者から引き渡しを受けた車両4台を前にし「1年前から準備して漸くスタートすることができました。マットレスなどにはこだわりがあり寝心地の良い物を備えました。市民や観光客の方に楽しんでほしい」と話していた。
基本料金は6時間6300円、12時間8800円、24時間9900円。今後はキャンプ道具の貸し出しなどオプションも検討している。
レンタル用の「わ」ナンバーの手続きを終え次第、5月からサービスをスタートさせる。予約は両GSやフランチャイズ契約を結ぶレンタカーサイト、インスタグラムで受け付ける。