時の話題 「気の利いた寄贈」
石塚建設興業社員の親睦団体である「宗友会」が地域食堂にコメ40㌔寄贈した。異常なほどの高値が続くコメ購入には家庭ばかりでなく飲食店、子ども食堂でも辛い思いをしており幾らかでも足しになればと、宗谷地方と同社会長の宗博氏の一字から銘名したと推察される宗友会が10㌔米を4袋を贈った。冬の氷雪の広場雪像コンテストのグランプリ賞金を充てたものだ。
初詣で参拝客が上る石段の除雪など奉仕活動している宗友会だが、地域食堂にコメ贈るとは気の利いた時世に合った貢献活動と言えよう。
地域食堂には子どもが多く来る。我が家の孫(男)を見て思うのは旺盛な食欲があり、妻に聞くと月に20㌕は食べるという。男の孫2人でそうなのだから10人以上は訪れる地域食堂の消費量は半端でない。毎回のことでは無いといえ高騰した分の支出は大変な出費となろう。
一口で言うと捉え所がいい、筆者がよく話すポイントを外さない行いで、宗博会長、そして英資社長の他人への心遣いが反映されたのであろう。カネ、カネの世の中にあって人に施すのは出来るようで出来ないものでトップの心行きが社員全員に浸透した善行と言えよう。筆者などは爪の垢を煎じて飲まなければならない。
マチが疲弊してくると誰もに余裕が無くなり、お金ばかりでなく心も狭量になり大した事でないのに怒り口論の喧嘩沙汰になることもある。
贈る方も贈られる方もウインウインになる宗友会の善行は人間社会に何が大事なのかを教えてくれる。