きのう夕日が丘P開放 トイレ 今季も仮設のままだと

 冬の間ゲートが封鎖されていた夕日が丘パーキングが14日から開放されている。早速、車で稚内入りした旅行者や市民が利用していた。
 昨年11月中旬から封鎖されていた夕日が丘パーキングは、雪融けが遅く昨春(4月11日)より3日遅く5カ月ぶりに開放された。14日朝から維持管理する市内の業者が駐車場内に4基のベンチを取り付けるなどして利用できるようになり、初日は雨模様の天候となったが旅行者や市民が高台からうっすらと見える利尻山の景色を堪能していた。
 昨春、開放された時はパーキング内にある壊れたトイレが使用禁止のまま放置され、2ヶ月後の6月下旬に仮設トイレが設置されたが、今季も仮設のものが設置される予定にあり、故障中のトイレ施設の建物に「仮設トイレの設置は5月1日です」と張り紙が貼られていた。
 夕日が丘パーキングは、市内で夕陽を見るスポットとして以前から人気があり、SNSで知名度も年々上がっている。これから観光シーズンになると晴れた夕方は秋まで多くの旅行者が集まることが予想され、観光関係者は「市内の中でも景勝地として人気のスポット。仮設ではなく、まともなトイレが望まれる」と指摘している。