利尻島の厳冬期描いた油絵 古川さんが育英館に寄贈

 過去に朔北美術協会に所属し、今は絵手紙教室など開いている古川章子さんが、育英館大学に利尻で描いた絵画を寄贈し、図書館に飾られている。
 章子さんの夫で、元学校長の古川碧さん(故人)が2003〜2011年まで、前進の稚内北星大学教職課程担当教員として教鞭を取っていたことが縁で絵画を寄贈することになった。
 この絵は1986年の冬、碧さんが鴛泊中に赴任していた頃、章子さんが利尻島のペシ岬(別名灯台山)と鴛泊港に並ぶ漁船や港に氷が押し寄せた厳冬の様子を描いた縦75㌢、横90㌢の油絵。
 11年間、島で過ごした日々を振り返った章子さんは「鴛泊港では子どもたちがよく遊んでいた。島では絵を描いている人も多くおり楽しく過ごさせていただいたことを思い出します」と話していた。