時の話題 「曙光見えず」
あと2週間経てばGWだが、物価高騰により食料品も燃料費、サービスも高く、円安なので外国旅行も頭打ちをなり散財する〝大名旅行〟はかなり減りそうである。
6月からの政府の1㍑当たり10円助成が1カ月繰り上がったにしてもレギュラーで170円を超えるので旅行どころでないというのが国民の実情か。
自民党は今年7月の参院選を控え4万か5万どころか安倍政権時代のコロナ給付金一人10万円支給を目論んでいる、物価高対策もあるが参院選対策である。少数与党の自民・公明党政権は参院選で敗北すると下野しなければならず、このため給付金・補助金攻勢で陣地を挽回しようとしているわけである。
更に日本維新の会や国民民主党も抱き込もうとしており、政権への執念は並々ならぬものがある。
昔の井戸塀無くして政治家たらんとした男っ気など皆目無く、上辺は国民に寄り添ったかのような姿勢見せるもその実は我が身の保身だけでないのか。
トランプショックもあり二重三重の苦しみにある国民生活を幾らかでも助けたいと消費税を5%(現行10%)にする検討が立憲民主党が中心の野党内で始まったが、国の台所事情を考えると無理筋な話である。この先どうなることやら。
人口減少下にあって地方の疲弊は目に余るものがあり稚内とて厳しさは変わらない。新しい市役所庁舎が出来たからと上昇気流に乗るのは絵空事だ。建設業界含めた地場産業に傾斜配分する予算執行が求められる。荒療治できないので先ずは足元からの対処必要だ。