義務教育一貫校に期待 市教育部長に就任した芳村桐子氏
市教委の教育部長に就任した芳村桐子さん(54)は「小学教員を経て社会教育に関わって経験を活かし、子どもから大人まで全ての市民の方々が様々な事を学びチャレンジする輝ける稚内の実現に貢献していきたい」などと抱負を述べた。
滝川市出身の芳村さんは北海道教育大学函館校卒業後、平成5年〜13年まで空知管内で小学校教員として教鞭を執り、その後、道教委社会教育主事として教育行政に携わり、道立函館美術館、帯広美術館副館長、道立教育研究所総務部管理課長など歴任。前任は道教委生涯学習推進局社会教育課課長補佐。
教員時代には地域の様々な事を体験・経験する場が子どもの成長にとって欠かせないと思い、教員から社会教育に関わる仕事の道を選んだという芳村さんは、稚内の教育に関し「変化に対応し子ども達が夢を描く環境づくりに貢献したい」と語り、令和9年度からスタートする中央小と稚中の義務教育一貫校については「稚内のこれからの学校教育のモデルになります。今の変化に対応しながらより良い教育を模索していくように努めたい」と述べた。
趣味は山登りとドライブ。「山登りは膝が悪く今は無理ですが、着任して綺麗な利尻山を見ることができ感動しました」と話していた。