科学館にWi―Fi整備無し 市議会代表質問 教育長釈明
市議会は11日、安藤秀明議員(日本共産党)、吉田孝史議員(市民クラブ)、相内玲子議員(無所属)が一般質問した。
安藤議員の市内公共施設でのWi―Fi環境整備の状況への質問に、工藤市長は利用できる公共施設は市立図書館など8施設、ほかにも様々な所で整備されており「公共施設のみならず、観光スポットや学校など利用者の利便性向上、利用目的を踏まえ、環境整備を進めてきた所であり、今度も利用状況や財源状況など総合的に判断し、整備を進めていきたい」と答えた。
青少年科学館でWi―Fi整備が導入されていないとの安藤議員からの指摘に、佐伯教育長はインターネット環境は科学講座や最近増加している外国人観光客や国内外の観光客がネットを通じて情報収集やSNSによる発信などで多くのメリットがあり、必要性は十分認識しているとし「導入に向けた検討を進めてきたが、隣接する水族館と共に科学館のDX化を進め、デジタル技術を駆使した新たな価値を生み出す取り組みなどWi―Fiをより効果的に活用できる方策の検討に時間を要し導入に至ってない」と釈明し、今後は両施設でのWi―Fiの効果的活用の検討を加速させていくと答えた。
中学部活動の地域移行した際の平日での活動時間帯への質問に対し、教育長は完全移行した際の活動は地域クラブ活動となり、現在ある少年団と同じ活動になると想定し「指導者によって変わるが平日の時間帯は概ね夕方6時頃から2時間程度の活動時間を想定している」と述べた。
吉田議員が重要港湾稚内港の更なる整備など、相内議員は図書館の機能強化などについて質問した。