天北堆

 この数年、葬儀に参列し思うのは同じ年代の同窓会然とし、人によっては数年ぶりなので再会を喜んでしまう。葬儀なのに「喜ぶ」と書くのは不謹慎だと考えるが正に「昔の名前で出ています」がピッタリする◆昨夜の山本成章さんの通夜会場で中ほどに空席があったので座ると隣りは長谷川伸一さんで、前方の席にも数人知った人がおり帰りがけには設計士の岸義雄さんも◆「元気ですか」と声を掛け玄関縁に向かうと夫人が。気丈夫な方でもやつれは隠しようもなく「いい遺影でした」と一言声を掛けた。