活動記録冊子作る 菊池工氏 勇知いもプロジェクト

 昨年春に稚高、大谷高、稚内養護学校と共に勇知地区でジャガイモ栽培に取り組むプロジェクトを立ち上げた山本建設の菊池工会長(79)は会発足から種植え、収穫までの活動記録の冊子を作った。2年目の事業に向けて菊池会長は「地域ブランドとして価値が高い勇知いもを、若い人達と盛り上げていきたい」と意気込んでいる。
 若い人たちに栽培から収穫までの学習体験を通じ地域ブランドとして価値が高い勇知いもを伝える取り組みとして昨年5月、上勇知にある北武建設所有の畑にメークイン、キタアカリの各100㌔ずつの合計200㌔を植え9月に収穫した。
 昨年1年間の流れをまとめた約60ページに亘る冊子には、プロジェクトの経過記録やイモの成育状況の写真、活動を伝える新聞記事などを掲載している。
 2年目のプロジェクトに向けて、18日に稚高で第1回会議が開催される。今季は昨年より畑を1・5倍に拡大し、収穫量向上を図るなど取り組みを更に充実させていくとする菊池会長は「プロジェクトを通じて勇知いもを多くの人に知ってもらいたい。担い手や地域の人材育成に取り組んでいきたい」と話していた。