コオリガモなど68羽確認 自然保護官事務所 稚内港内で冬カモ調査
環境省稚内自然保護官事務所は今月1日に稚内港で実施した冬カモのモニタリング調査の結果をまとめた。コオリガモなど3種で68羽を確認した。
越冬のため飛来した海カモの生息調査として、日本野鳥の会道北支部と利尻礼文サロベツ国立公園などで活動するパークボランティア会員ら14人が双眼鏡で北洋埠頭南岸壁、稚内市地方卸売市場(機船市場)前の第2副港など3カ所で調査した結果、稀少種のコオリガモ13羽(前年45羽)、顔や体に白い線があるシノリガモ30羽(同73羽)、クロガモ25羽(同50羽)だった。
この日は波が穏やかだったためエサ求めて外海にカモが出ていくため、港内にいるカモは少なかった。稚内自然保護官事務所の担当者は「昨年に比べ数は少なかったが、希少種のコオリガモが間近に見れるのは道内でも数少ない。稚内は海カモを見るのに最適な場所」と話していた。