車中泊用軽バン貸与 木村石油社長 ビジネスコン練習会
今月22日に旭川で開かれる企業のアイデアを競う道北ビジネスプランコンテスト2024の一次審査を通過した大黒4と富磯地区でガソリンスタンドを経営する木村石油の木村修太社長(34)が7日午後、市正庁で最終審査を前にプレゼンの練習会を開き、今後事業展開する車中泊使用の軽バンレンタル事業への思いを語った。
このコンテストは新規創業、新分野進出を促進し道北地域の経済活性化を図るため平成27年から行われているもので、30年には鹿肉加工業者ノースイノベーションの湊寿正社長令和元年にはゲストハウス・モシリパ運営会社インエーの武重謙・美亜さん夫妻、令和2年には武藤はくぜんの武藤尚社長が最高賞に次ぐ優秀賞に輝いている。
練習会に集まった関係者50人余りを前に、稚内から4人目の入賞を目指す木村社長は、夏場の観光シーズンに宿が足りず宿泊難民、レンタルカーも借りることが出来ず、観光客が稚内に来たくても来れない状況に「これらの問題を車中泊ができる軽バンは受け皿になる」と提案。東京・稚内間に空路直行便があるのが強みであるとし富磯にある木村石油のスタンドは宗谷岬に行くまでの中間地点にあり、空港に旅行者を迎えに行くのに交通アクセスの良さを利点に挙げ「車中泊の軽バンで稚内旅行する事で滞在時間が長くなり、その分、稚内での消費も増える」などと力説していた。
本紙の取材に木村社長はレンタル事業は今年4月から4台で運用する予定にあることを明らかにし「今後はニーズに合わせて車内をカスタムし、将来的に車両を増産していきたい」と語っていた。