地方の現状研修に来市 千葉市議の仲介で 北海学園大学の学生2人

 大学生など若者に対し政治への関心を持ってもらう活動をするNPO法人「ドットジェイピー」(東京)のインターン生として、札幌の北海学園大学法学部1年生の学生2人が来市し地方の課題の見聞を深めている。
 法人と親交がある稚内市議会の千葉一幸議員(志政会)を通じて稚内の産業や地域の課題などを学ぶため議員職に興味を持つNPO法人北海道エリア支部(札幌)スタッフでもある升田悠斗さん(19)、櫻庭優奈さん(18)さんが来市したもので、札幌からバスで到着した5日午後、千葉議員の案内で先ず稚内の議場を見学。定例会での一般質問など本会議の流れを学んだ。6日は川西や川南地区の酪農家と意見交換し、地方の酪農の現状や今後について考えた。
 稚内出身の升田さんは「地域の課題を学びこれからに活かしていきたい」、北見出身の櫻庭さんは「北見でも若者が都会に出て行き人口減少などの課題がある。魅力ある地域にするために、私たち年代で何を考えればいいのかを今回の研修で学びたい」と話していた。
 7日は漁業関係者や水産加工業者を訪ね、8日は氷雪の広場など地域のイベントを見学する。大学生を受入れた千葉議員(49)は「若者と接する上で私自身少し距離があった。研修に同行する事で今、若者が何を求め何を考えているのか学びたい」と話していた。