今晩まで暴風雪に警戒 稚内地方 小中高すべて臨時休校

 稚内地方は4日、発達した低気圧の影響で大荒れの天候となった。暴風雪が発表され18の全小中高校が臨時休校し、道道は通行止め。交通機関に乱れが生じ午後から風のピークとなり、稚内地方気象台は警戒を呼びかけている
 気象台によると、日本海側にある低気圧が勢力を強めながら東の方に移動している影響で、4日未明から20メートル以上の強い東の風が吹いている。
 4日午前中、宗谷岬で26・5㍍、声問26・7㍍、開運22・7㍍の最大瞬間風速を観測。市街地では朝までに10㌢前後の雪が積もり、暴風により市内の至る所で吹き溜りが生じノシャップや声問など場所によってはホワイトアウト状態となり、車はライトを点灯し走行していた。
 4日の利礼航路、空の便とも全便欠航し、バスは声問線で(養護学校前~ふれあい橋)と坂の下・富士見線(ノシャップ〜緑6)部分運休。ノシャップ2〜富士見までの抜海港線など道道の一部が通行止めになるなど交通機関に影響が出ている。
 昼過ぎから夕方にかけて風のピークとなり東風が強く荒れた天候が続き、予想される最大瞬間風速は陸上35㍍、海上は30㍍。5日朝まで多い所で40㌢の雪が降る見込み。
 暴風雪警報は4日午後9時前後までに解除する見込みで、5日は日中にかけ晴れる時間帯もあるが、低気圧の影響で5日夜から6日にかけて再び天候が荒れる恐れもある。引き続き猛吹雪や吹き溜まりによる交通障害などに注意を呼びかけると共に、最新の気象情報の把握に努めてほしいとしている。