節分の由来学ぶ茶会 旧瀬戸邸 市民講座に主婦ら12人参加

鬼の的に豆を投げる参加者

茶室でお茶を飲む参加者
冬季開館中の旧瀬戸邸で2日、市民講座「節分のお茶会」が開かれ、参加した市民が日本の伝統行事に触れるとともに福豆茶を飲み今年1年の無病息災を祈った。
旧瀬戸邸の歴史を学び日本の伝統文化を楽しむ機会にと2部に分けて開かれ、午前中は主婦ら5人、午後の部はグループなどで7人の12人が参加した。
講師の稚内和服でおもてなし実行委員会代表の竹内ひとみさんが節分の日に飲む福豆茶などを振る舞い、節分は本来、季節の始まりの日とされる立春、立夏、立秋、立冬の前日のことで季節を分ける意味合いがあり、2月の節分に厄払いのために豆をまくことなどを説明したあと、参加者は茶室で市内のお茶愛好者が点てた抹茶を飲むなどし日本文化に触れた。
稚内信金に勤務する女性は「節分の由来など伝統文化を教わりとても勉強になりました。お茶も美味しかった」と語り、竹内さんは「日本には家族の安寧、子供を大切に思う様々な行事があります。時代の変化と共に行事は少し変わっていますが、講座を通じて日本文化の大切さを伝えていきたい」と話していた。