時の話題 「酷寒期短くなる」

 正月休刊があるので短く感じてもおかしくないのだが、長い1月が終わり2月が始まった。何かと行事が多く新年会もあり1週間があっという間に過ぎ去った。2月は28日間と短く、その上、祝日も11日(建国記念の日)24日(23日の天皇誕生日の振替)と2回あるので更に短くなる。
 何をしても考えても素早く過ぎ去るのだろうし春が日一日と近付いてくる実感が増し浮き々々する心持は否定できない。
 厳寒期の2月は道内で冬イベント真っ盛りの筈なのだが、1月の気温から推し量ると日が昇っていることもあって「大丈夫かいな」との思いが募る。稚内の場合、8、9日の氷雪の広場は大丈夫だろうが、22日からの犬ぞり大会は無事開催できるのかと案じている。
 現実、数年前には暖気によってコース上の雪が融け中止になったこともあった。
 確か、その時、小欄で大会の前倒しを提言したことがあったが、市を主体にした実行委員会は一顧だにせず2月最終の週末開催を続けている。二十日も前に未来予想するのもどうかと思うが、実際、温暖化の影響は随所に押し寄せており、今年は致し方ないにしても来冬以降の開催時期を真剣に検討して行かなくてはならないほど切羽詰まった状況にあるのでないのか。
 冬ばかりでなく夏には豪雨だってあるだろう。元々風が強い土地柄でもあり戸外のイベントは最北の稚内でさえリスクある状況に。
 であるなら最初から屋内開催にと安易に決めるも難がある。お天道さんの御機嫌を伺いながらの開催が暫く続くのだろう。