中央水産などで撮影 ガリレオ・ガリレイ MV制作のため9カ所で
稚内出身メンバーら4人組の人気バンド「Galileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)」が21日から3日間、市内9カ所でミュージックビデオ(MV)を撮影した。23日午後には日程最後の中央水産冷凍庫での撮影を終え、メンバーは「稚内の撮影場所で色んな人達にお世話になりました。皆さん誇りを持って仕事をされ、僕らの要望にも応えてくれて、本当に有り難かったです」と感謝していた。
2007年に大手レコード会社所属でメジャーデビューしたガリレオ・ガリレイは一時活動を休止したが、22年から自主レベールを立ち上げ新体制で活動を再開。現メンバーは札幌を拠点にし、稚内出身の尾崎雄貴さん(33)=ボーカル・ギター=と尾崎和樹さん(31)=ドラムス=の兄弟と岩井郁人さん(34)=ギター=、岡崎真輝さん(30)=ベース=の4人。今回は3月5日にリリースするニューアルバム「BLUE」の収録曲のMV制作のため恵北の赤れんが通信所、南中、西條、港のゆ、大沼、カーリング場、こまどりスキー場、水族館・科学館で撮影を行った。
氷点下25度の中央水産冷凍庫で4人は白い息を吐いては寒さに耐えながら撮影を終えた。撮影を見守っていた同社の中陳陽子専務は「地元として応援したく撮影場所を提供しました。どんな映像になるのか楽しみです」と期待を寄せていた。
撮影後、取材に応じた尾崎雄貴さんは「今回の撮影は最初、冷凍庫だけでの撮影を予定していましたが、稚内市さんのアイデアもあり、様々な所で撮影できました。稚内の魅力を多くの人に発信したい」と語りバンドの楽曲「管制塔」をモチーフに生まれた真冬の稚内を舞台にした青春映画で昨年12月に兵庫県男性が管制塔をモデルにした百年記念塔まで歩いた事を本紙が記事で伝えたことに、雄貴さんは「海外では音楽を舞台にした場所に行くことはよくありますが日本では少ないので僕らの音楽を通じてその場所に行ってみたいと感じて頂いたのかなと思っています」と話していた。