棒助の納屋掛け始まる うろこ市 春には本州方面に出荷

 恵比須地区の納屋で厳寒期の風物詩スケソを干す凍寒棒助作りが行われている。
 厳冬期の1月に入ってから凍寒棒助作りを行っている「うろこ市」では10日から納屋掛け作業を行っている。全道各地で水揚げされたスケソを工場で下処理後トラックで運び先週まで3回に分けて納屋掛け作業を行い、乾燥させている。
 今年は長年使用していた納屋を新しくしたこともあり、例年以上に干すスケソの数が増えた。このあと3カ月ほど寒風にさらすと1本の重さが4分の1ほどまでになり、旨みが凝縮された凍寒棒助になる。雪融け時期に納屋から下ろしたあと更に熟成させ東北など本州方面へ出荷する。
 納屋掛け作業していた従業員は「稚内の強い風にさらすことで美味しい凍干棒助ができる」と話していた。