全道会長賞を受賞 観光ボランティアガイド 水試勤務の蔵田泰治さん

 今月11日に室蘭市で開かれた観光ボランティアガイドによる最後の全道大会で稚内市民観光ボランティアガイド蔵田泰治さん(49)=稚内水試勤務=が全道会長賞を受賞した。
 室蘭、旭川など全道約15支部から100人余りが参加した大会で表彰された7人の中、2022年4月に入会した蔵田さんは、観光シーズンの4月〜9月末までの間、ノシャップ岬など景勝地でのガイド活動、フェリー乗船前ガイドなど自ら積極的に活動に参加し、英語や勉強中のロシア語など語学を活かし会に新しい情報などを発信し、会員の模範となる行動などが評価された。
 2年半の活動で各地から稚内に旅行に訪れる観光客との交流が何より楽しかったなどと振り返った蔵田さんは「観光客がまた稚内に来てたいと思ってもらえるよう活動してきました。最後の全道大会で表彰されたことは嬉しい」と受賞の喜びを語り、今後は自身のお勧めポイントの宗谷公園などを「北方警備のため活躍した藩士などの稚内の歴史もしっかり伝えられるようにしたい」と話していた。
 蔵田さんの受賞に、大場弘一会長(81)は「入会して間もないですが、会に新しい風を吹かせてくれる頼りになる存在です」と称えていた。