スピード感大事と千葉議員 市議会総経委 稚内での宿泊税導入に関し

 19日、市正庁で経務経済常任委員会が開かれ、稚内市の観光振興ビジョンについて質疑を交わした。
 阿部徹観光振興課長からビジョンについて縷々説明があった後に質問に立った千葉一幸議員(志政会)は過日訪問した倶知安町で宿泊税を導入し新たな財源を創出していることに触れ「稚内市で宿泊税を導入する予定は」と質すと、阿部課長は「北海道や市町村で導入したり検討している所もあり情報収集しているところ」と答えた。千葉議員は「オーバーツーリズム(観光公害)などあり総合的な予算導入が迫られている」と述べると北浜建設産業部長は「今は導入是非の前段階であり、観光資源・施設、業界への援助など幅広い認識で検討している」と答えた。
 阿部課長が「他の市町村での導入を指を食わえて見ているのでなく、外部からの意見を聴き内部的議論を高めていかなくてはならないと思っている」と答えたのに対し、千葉議員は「スピード感が重要なことであり、観光協会のアンケート待ちとかでなく市がイニシアチブを取り果断に取り組むことが必要」と市の姿勢を質した。
 森敬四郎議員(自民政友会)は百年記念塔下にあったブランコ撤去について説明を求めるも吉田大輔委員長に調査事項である観光振興ビジョンから外れていると指摘されたあと「観光は映えスポットが求められている」とし、阿部課長は「白い道はスポットになっている」と答えていた。