「最大限の努力を」 パリ2024パラリンピック出場 激励会で藤田選手約束

 パリ2024パラリンピック自転車競技日本代表で稚内出身の藤田征樹選手(39)=藤建設=が8日午後、市役所で開かれた激励会に臨み「最大限の努力をし、一つでも良い結果で表彰台に挑戦していくことを胸に刻んで頑張っていきたい」などと意気込みを語った。
 工藤市長は5大会連続のパラ大会出場に「たゆまぬ努力で勝ち得た栄誉。今回の出場を通じて人生におけるたゆまぬ努力の重要性を多くの後輩に示して頂いた。我が街の若者は藤田選手から何かを学びとってほしい。市民の模範として胸を張って頑張ってきて頂きたい」と激励した。
 鈴木議長、岡谷スポーツ協会長の挨拶に続き、工藤市長から市の奨励金100万円、岡谷会長から稚内スポーツ振興協賛会奨励金20万円が贈られた。
 藤田選手の母校の港小、南中、稚高の児童生徒が書いた応援メッセージを佐伯教育長から受け取った藤田選手は「これからの準備が重要になります。5大会出場は支えてくれた家族、会社の皆さん、長い間応援してくださった稚内の皆さんの力があってこそです。大変な戦いになると思いますが、本番に向け頑張っていきたい」と力を込めた。
 激励会後、報道陣の取材に「パリ向けて最後まで負荷をしっかりかけてトレーニングを行い、体調管理にも気をつけて頑張っていきたい」などと答えていた。
 今月24日にパリに向けて出発する藤田選手はトラック競技2種目ロード競技2種目に出場する。