坂の下ガーリック販売 斉藤嘉仁さん 実家の土地を利用し栽培
実家の裏山に育つイタヤカエデから樹液を採取し「最北のメープルシロップ」を一般販売し好評だった市内の会社員でインターネットデザイナーの斉藤嘉仁さん(40)=緑5=が、今度は今月下旬に自家製ニンニク〝坂の下ワイルド・ガーリック〟を販売する。「5年ほど作ってきましたが、来年に向けて今年は試験販売したい」と意気込んでいる。
先駆けてニンニクを栽培している稚内通信設備の中山亮社長が作る品種とは違うピンクニンニクを栽培している斉藤さんは、坂の下の実家が所有する海側の土地で祖母が生前、家庭菜園などで使用していた畑を使用し今季は2000株ほど育てている。2週間ほど前には今月下旬からの収穫に備え間引きを兼ねた芽取り作業を行った。
2019年からニンニクの栽培を始めた斉藤さんは、1年目は十数株でスタートし毎年少しずつ株数を増やしてきた。今季は一定量の収穫を確保できる見通しとなったことから自身のインスタグラムなどの専用サイトで1㌔3240円で販売する。現在、予約を受け付けている。
ニンニクに関しては富士見地区に住む友人も元漁師だった祖父のコンブの干場を土地改良して栽培している。2人は「富士見~西浜地区はコンブ漁をやめた人の干場が残っている。ニンニクは稚内の気候に適しており、ニンニクを使って街を元気にすることができないか」と期している。
インスタグラムのQRコードからアクセスし、予約を受け付けている。