早くも8隻目寄港 海の駅 高知から6年ぶりに

 第2副港の海の駅に今季初めて日本人船員のヨット「フリータイム号」が入港。2018年以来6年ぶりに高知から寄港したもので船主の森田正さん(76)は「1ヶ月半の船旅で漸く稚内に着いた」と話していた。
 建築関係の仕事を引退してから2年後の62歳からヨットで各地を旅している森田さんは本州と北海道1周旅をしようと4月30日に高知をスタート。太平洋側を北上し5月15日に函館に入り、日本海側を進み礼文を経て15日正午前、稚内港に到着した。
 スクリューに何度も藻が絡まり「トラブル続きだったが波瀾万丈の旅がヨット旅の楽しいところ。一つ難関をクリアするとまたトラブルになる」と振り返り、6年ぶりの稚内港に「前回来た時より、岸壁が綺麗になりヨットが停めやすくなった」と話していた。
 天候状況を見て出航を予定しており「7月中旬までには北海道旅を終え、秋は台風の季節なので9月中旬までには高知に帰りたい」と。
 海の駅を管理するポートサービスセンターによると、今季は4月から外国船7隻、日本船1隻の8隻が入港。「今年は外国船の船が目立っている」と話していた。