時の話題 「ボーナス月」
コロナ禍をどうにか凌いできた事業所にとって頭の痛い月を迎えた。営利など関係ない市(15日支給)や国・道(30日支給)は従前どおり問題なかろうが利益を上げ支給する格好になる民間会社の中には「いつもどおり」とならない所を出てくるであろう。
月給は労働の対価で支給せねば罰せられることもあるが、ボーナスは業績が良いのと頑張った人に対し経営者が特別に支給するものなので押し並べて一様にとはならない。
支給額も単純に長い年月働いているからという年功給ではなく精励奮闘し会社を底上げした人に対し与える能力給の一面が今では強くなっている。
しかし物価高騰の昨今にあって通常の月給で足りない分を補ったり、ボーナス当てにしたローン支払いもあるだろうから月給同様、生活給の一面もある。
出るか出ないかと思い煩うなら兎も角、端から支給されない労働者もいる。いわゆる今や勤労者の4割近く占めると言われる非正規労働者であろうか。がこの非正規でも経営者によっては支給されている人はおり、見掛けに騙されないこと肝要で、長く働く人を別に就職し月日が少ない人達はよくよく経営者を見て判断し転職などするべきであろう。
東京や札幌などに職を求めて離れる人がいるやに側聞するも稚内にある小規模企業の中には法人の業績よりも人作りのため赤字でもボーナスを出し必ず昇給する所があること情報として共有されるとよい。
会社は人材によって左右される。そのためには昇給・賞与は欠かせまい。