週末雑感
文章を書く時の要諦はテーマとしょっぱなの書き出しなのは論を俟たない。
今年の稚内の経済は決して良くはない事を書こうとするもペンが進まない(筆者は未だに升目のある原稿用紙に執筆している)。書き出しに無理があるからだとは思うも冷静になり考えると年を取ってきたから故の文章力の衰えなのだろう。
この加齢現象は執筆という仕事ばかりか書類など大事なものを紛失したり社員の言った事を忘れてしまうなど経営する上でも問題になっている。
人の名前を瞬間忘れるのはしょっちゅうで孫の名前さえ忘れるに至っては「大丈夫かいな」と自分さえ疑ってしまう。
肝臓が悪いくらいの健康状態なのだが、ボケというのか失念は拡大しており、小欄書くのも精々5年位か―との思いはしている。
自分の知識不足をネットで調べることができるなど便利な世の中になったので暫くは書けるのだろうが、自らの考えを認めることが出来なくなれば物書きとしては失格だ。
AI(人工知能)のチャットGTPがあるじゃないのと、まがい物が流行しようとしている世の中に対し「ちょっと待ってくれよ」と物書きの端くれとして思わぬでもない。
NHKテレビでAIによる自動音声でニュース配信されているが無機物の味気なさには興醒めしている。
ネット配信にも共通しており、と言えど新聞は、テレビは―と問うと「それほどでもあるまい」と言葉が跳ね返ってくる。
徒然なるまま書いた小欄へのお付き合いに感謝しております。