時の話題 「時代に合った開発」

 ほどほどの人口があり地方の中心都市として栄えた街の衰退が著しく駅前はシャッター街と化している。稚内だけの話でなく留萌なども酷いもので手が付けようがないというのが現状か。
 〝ふんどしマチ〟の稚内の中心街と言えば市役所を中心とした中央3丁目界隈、そしてJR南稚内駅周辺のオレンジ商店街だが、昔日の面影はない。
 稚内商工会議所は南地区再開発に関わって行くことを今議員総会で決めた。南駅舎も老朽化しているが、開発するに当たってネックとなるのは稚内海員会館の存在であろう。
 市に移管され何年経っただろうか。建物を解体するのかリニューアルし耐震化施した建物にし再利用するのか。取り壊すにしても億のカネがかかるのは必定で、変に改築するより此処は思い切って解体し新しい建物を建てるのが宜しかろう。
 中央地区→オレンジ通りに社交の場が変わる中、何をするにもサフィールホテルでは移動するタクシー代がかかるので、此処は思いっ切り大・中宴会場を有する建物を建てることも検討課題だろう。
 その際、市におんぶに抱っこでなく地方からの資本投資含め民間による投資も考えたらいかがか。
 住宅も南、東地区に集中しており海員会館跡に社交の場が設けられることは稚内の未来に欠かせない面はあるものの、人口減少時代に入っている中、景気が良かった頃のマチづくりを見直す再開発もあってはいいのでないのか。
 市などの財政状況を鑑みると切るものは切るという断固とした姿勢も問われよう。

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