時の話題 「マスク無しの波紋」

 政府は5月8日からコロナ感染症を現在の2類相当からインフルエンザと同等の5類に引き下げる。
 これに先立ち3月13日からマスク着用は室内であっても個人の意思に委ねられるとしたが、文部科学省が卒業式での児童生徒はマスク無し参加を基本とする方針を急きょ決めたため、卒業式を目前に控え学校現場と保護者の戸惑いと不安は隠せないようだ。
 マスクを外しての参加は感染対策上、不安が残るからだ。
 2月2日に永岡文科相は、各家庭の判断で参加できると表明したが、一転、政府としての正式な決定ではないと撤回し、卒業式でのマスク無し参加となった経緯がある。
 新年度は体育や合唱含め、学校活動ではマスク着用を求めない方針でもある。
 しかし、このマスク着用は最早、感染対策というよりアンケートでは外出時のマスクについて今後も着用するが約8割を占め、20代が特に外したくない傾向が強く、そのうちの約4割の人が感染対策以外のためだと回答している。
 また、コロナ5類移行後にコロナ前の日常が戻るかとの質問には戻らないと思うが8割感染対策の意識は低くなると思うが9割を超えている。
 コロナが終息していない中、マスクを外す人が増えてしまうと感染拡大となる恐れが多分にある。今後も換気、マスク着脱の判断を的確に行わなければ感染拡大が再燃することがあるだろう。
 ウイルスは常に変異するため、今後、新たな変異株が出現し、マスク生活に逆戻りしないことを願う。

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