連合稚内など主催し講演会が開かれ、平和の危機招来など訴え

講演する川原田氏

 立憲民主党稚内支部、連合稚内など4団体主催の憲法問題学習会が1日夜、文化センターで開かれ、参加者が戦争や平和について考えた。
 憲法を学ぶ機会にと開かれた学習会には、市民ら25人余りが参加、田中連合稚内会長が「戦争や平和を身近に考える機会にして欲しい」などと挨拶したあと、立憲民主党北海道第12区総支部代表の川原田英世氏が「戦争ではなく平和の構築を」と題した講話した。
 川原田氏は、ちょっとしたボタンの掛け違いで戦争に発展し、またその戦争が終焉するまでには長い月日を要すること、憲法改正案の機運が高まっていることなどに触れ、現在の自民党政権には中長期的な視点が不足していること、長期政権により生じている既得権益の固定化などに異議を唱え、かつての民主党政権時代の失敗などについても説明した。
 この結果、政治を諦めている人が多くなり民主主義と平和の危機が訪れているとした川原田氏は、周りに流されることなく声を上げることが今の世の中には必要であるとし「希望が見えない状況が続くと戦争に発展する。それは過去を見ても同じこと。誤った方向を止めるのは民主主義と平和を大切に思うことが重要である」などど訴えていた。

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