「国境地域の厳しさ承知」 商工会議所と商工会連合会 4~6日まで札幌、東京へ要望活動

 稚内商工会議所の中田会頭らと宗谷管内商工会連合会の中村会長らが4~6日にかけ札幌、東京で要望活動を行った。
 過日開かれた宗谷管内商工経済懇談会で決議した53件の要望事項を携え出札・上京したもので、4日の札幌にある北海道開発局の石塚北海道局長(稚内出身)への要望では▽北海道縦貫自動車道と国道40号の規格の高い道路の全線開通▽稚内空港の冬期間就航率向上に向け横風滑走路新設▽勇知・幌延地区の農地防災事業の促進など要望。これに対し石塚局長は「第8期北海道総合開発計画で北海道として食料自給率を上げることが策定されており災害への備えなど必要な社会資本整備を進捗するため予算確保に努めたい」と応じた。
 5~6日の東京での各省要望活動では、道開発局同様、道路の整備促進と農地防災事業に加え「ウクライナ情勢を受け、ロシア国境に隣接する国境の街として厳しさを感じており、国境に人が住む政策をお願いしたい」と財務省主計局と国交省北海道局に要望した。
 これに対し橋本北海道局長は「宗谷地域の全国有数の生産空間としての必要性・重要性は認識しているし、宗谷は国境地域でありロシアに隣接する地域として厳しいことも承知している。国土強靭化5カ年計画で宗谷の状況を踏まえ予算確保に積極的に取組み社会資本整備を進めていければと思っている」と答えた。

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