時の話題 「怒り心頭数回目」

 人の行いを諭すというのは難しい。先日、会社(プレス社屋)前の除雪で一部社員にきちんと行うよう諭したところ、社員一人が何かと突っ掛かってくるので当方のボルテージも上がり大声を出し怒鳴ると、その社員曰く「何でそんな大声出すんですか」と逆に諭されてしまったので何処か神経が切れたのか、輪を掛けて更に怒声を上げてしまった。
 会社の車2台含め8台しか駐めれない駐車場のため他の3台は縦列駐車するしかないのに数台が車の後方をきちんと除雪しないため突き出てしまい縦列駐車の邪魔になっている状況に業を煮やしての顛末だった。
 実は今年「大声を出さない。怒らない、怒声を上げない」を胸中期していたのに、既に数回、願い事敗りをしている。全くもって未熟と反省している。
 短気とか気が長いとか、人にはまずもって性格(短気とかを性格と言っていいかは疑問だが)があるものの、短気は損気の諺どおり何かと損することが多い。人間誰しもよほどの人物でない限り短腹な人が多いものの、よく々々考えてみると未熟ゆえの短気に落ち着くのか。
 個人的には70歳も近くなり、どんな事にも対処できるという自惚れはあるものの、実際は他人の言動に刹那反応し、いわゆる切れ切れ現象を呈する。
 「新聞社(記者)なのだから攻撃的な性格でなけりゃ務まらんでしょ」とカバーしてくれる知人はいるが、果たしてその通りなのかと思うこともある。
 年を取るにつれ頑迷になり、恐らく死ぬまで修復不可能だろう。世間が寛容な事望む。

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