新校長に平岡氏 大谷高 4月1日付 札幌大谷大教授から招聘

 大谷高は1日、吉田幸麿理事長が兼務する校長の後任に、4月1日付で札幌大谷大学社会学部の平岡祥孝教授(65)を充てる人事を発表した。
 1日、吉田理事長と平岡教授が会見し、昨年11月末に一身上の都合で退職した中尾忠氏の後任として校長を兼務してきた吉田理事長は「来年度から文理・専攻を打ち出す中、5年前から高大連携でお世話になっている縁があり、多くの現場を見てきている平岡氏の他にはいないと思っております」などと平岡氏の校長就任の経緯を明らかにした。
 平岡教授は大阪出身。昭和54年に北大を卒業後、道内多くの大学で教鞭を執り、現在は北海学園大学、札幌学院大学などで経済学、教育学の講師を務めている。道内の高校などでの講演も数多く年間50回ほど行っており、大谷高では5年前から高大連携の出前授業で訪れ、来年度から新設される文理・専攻の検討委員会のメンバーにもなっている。
 平岡教授は、本格的に基礎学力を伸ばすこと、建学の精神での人間教育、社会人として組織で働く基盤づくりを重点に、自らは企業や中学校への訪問、生徒との面談、朝、校門に立っての指導などに取り組みたいとし「皆さんに選ばれる最北の私学になるようお手伝いをしたい」と話していた。

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