市長が議会でいじめ問題で「事態収拾、難しい状況だ」とし第三者委員会設置すると特別発言
工藤市長は8日の市議会本会議で特別発言し、市内小学校1年生の間であったいじめ問題について、公平な立場の委員で構成される第三者委員会を設置し事態に対処していく考えを示した。
市教委からの報告では5月にいじめが発生。その後は学校で様々な対処をしてきたが、6月にはいじめ事案として認定され、11月の保護者説明会で学校側から経過説明したものの、今も学校関係者と当事者で納得のいく解決に至っていないとして、市長は「事態を収拾するのは難しい状況にあると判断し重大事態と捉え、第三者委員会で調査し事態への対処を行っていきたい」と述べた。
続いて行われた一般質問で、中村公博議員(市民クラブ)から宗谷丘陵の白い道の延長や拡大の考え、恵北にある稚内赤れんが通信所の市としての支援策について質された市長は、白い道について「観光客に人気の白い道は本来は歩くことを目的とした道であり、3㌔という長さは短くないと考えているが、移動手段の在り方に問題を感じており、再生可能エネルギーの利用や自然環境と調和した観光エリアとなるよう取り組んでいきたい」と答え、通信所については「平和の大切さや将来、観光資源としての可能性があり、次年度に向け市の指定文化財への指定や活動への支援などを検討していきたい」と前向きに答えた。
市民クラブ3人、公明党3人、志政会2人の議員8人が議員定数を18人から2人削減し16人とする議案を提出した。