天北堆

 皆が皆、満足な食事を摂り満ち足りているわけではないのは大人であれば相当な馬鹿者でない限り理解している。でも子どもにとっては隣の芝生は青いのにと理不尽な世の中に嘆き悲しむ◆堆子の知り合いで離婚し物心ついた娘に「内ほど貧乏な家はないよね」と言いながら歯を食いしばり自立するまで育ててあげた女性がいる。貧しくとも食べることさえ出来れば人間は生きていける◆ひもじいと人間は卑屈になり良からぬ犯罪にまで手を染めてしまう。子どもは社会の宝と言っても手助けする他人は多くない。

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