ニシン稚魚15万匹放流

 天北2号埠頭で7日、ニシンの稚魚が放流された。
 市町村や漁協などで構成される日本海北部ニシン栽培漁業推進委員会が中心となり、平成10年から活動を続けており、これまでに768万匹を放流してきた。その成果として一昨年から稚内では群来現象が続けて見られるようになった。
 7日午前11時過ぎ、北海道栽培漁業公社羽幌営業所から、今年2月に採卵し体長6㌢まで中間育成したニシン15万匹がトラック2台で運び込まれ、振興局職員や漁業者20人がホースやバケツで大海に稚魚を放った。
 漁業関係者は「群来現象がみられるのは活動の成果でしょう。問題はニシンを漁獲しても魚価が安く採算が取れないということが今後の課題でしょうか」と話していた。
 8日は抜海漁港で15万匹放流する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です