きのう栄1にクマ出没 近くの住民に不安の声
6日早朝、栄1の緑・富岡環状線と青葉通りの交差点付近の歩道でクマの足跡とフンが見付かり、市などは注意を呼びかけている。
6日午前6時過ぎ、通りを散歩していた70代女性がクマの足跡と周辺にフンが落ちていたのを発見。その話を聞いた知人が市に通報したもので、情報を受け稚内市鳥獣被害対策実施隊のメンバーらが足跡などの発見現場から周囲2㌔以内を6日に続き、7日も朝から巡回パトロールを行っているが、クマは発見されていない。
市(農政課)によると、歩道に残っていた足跡は15㌢ほどで、足跡からクマは新光町のホームセンター近くの林から環状線を渡って歩道を歩き、再び道路を横断して南側の山側の方に向かったと見られるが、付近で活動している可能性もあるとして、クマ出没を知らせる看板を設置し周辺住民に注意喚起している。
足跡が発見された近くの青葉通り沿いに住む夫婦は「こんな住宅街の近くにクマが出るなんてびっくりした。また出ないか不安だ」と話し、別の近所の人は「足跡を見た時にはぞっとした」と声を震わせていた。