8年ぶりに積雪1㍍ 24時間降雪量は41㌢

 大雪注意報が発表されている稚内地方は、2日正午までの24時間の降雪量が2月としては観測史上最多の41㌢となり、開運で2013年3月以来8年ぶりに積雪が1㍍に達した。
 稚内地方気象台によると、発達した低気圧が宗谷北部を通過し雪雲が停滞した影響で、2日正午までの24時間の降雪量が開運で41㌢、声問38㌢と、いずれも今冬一番の雪の量を記録した。正午には開運で積雪が1㍍3㌢に達し平年より51㌢も多く少雪だった昨年の同じ時期に比べ95㌢も多い。
 1日午後から降り続いた雪で2日朝早くから市民は除雪作業に追われ、住宅街などで今冬10回目となる一斉除雪が行われ、重機がフル稼働した。1日夜の稚内の気温はプラス1・6度まで上がり、湿った重い雪が降ったことで除雪作業は苦役となった。
 2日午前、宝来地区で除雪をしていた男性は「昨日の夜は2回、そして今日は朝早くから何度も除雪した。今年は本当に雪が多くて大変」と話していた。
 稚内は2日夜遅くまで断続的に雪が降り、3日朝までの24時間で多い所で40㌢降る見込み。3日にかけて今冬一番の寒気が入り、最高気温でも氷点下11度と厳しい寒さが予想され、船体着氷や水道管凍結などに注意を呼びかけている。

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