週末雑感

 コロナ含め何かと騒々しく次への展開がみられた1週間だった。
 災禍では枝幸高でクラスター(感染者の集団)があり十数人に及ぶ生徒らに感染が広がり、先週末には枝幸であったサッカー大会とやらに稚内から何人か出場したことから感染が疑われたもののPCR検査の結果、陽性者が1人だけだったのは何よりであった。関係者の軽挙が招いた騒動といえ猛省を促す。
 JR北海道の来年の廃止駅として俎上にのぼっていた抜海駅について工藤市長が10日午後の市議会で存続するため1年間の運営費拠出を表明したことに地元は率直に喜びを現し安堵しているようだが市長表明(特別発言)をよくよく検証してみると来年度1年間だけの可能性が高く、森抜海、上原クトネベツ両町内会長らを中心に今後の永続的存続に向けクラウド・ファンディングを実施するなどして鉄道ファンばかりでなく広く寄付を募っていくことが必要になるだろう。
 稚内北星大学の「育英館大学」への校名変更(2022年4月)は、学校法人育英館に今年4月に経営を移管された時から予想された事であり大して驚くことではないが、1987年(昭和62年)短大として開学し2000年、4年制大学に改組転換し30数年もの間、宗谷管内の高等教育向上に尽くしてきた稚内北星大学という名が消えることに一抹の寂しさはあるも未来志向であらねばなるまい。
 人口減少という地域衰退の現実に触れ思うのは禍福は糾える縄の如し(史記)である。思わぬ所に禍いと幸福は潜んでいるものだが幸せを掴みたいね。

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