ホテルおかべ倒産 商工リサーチ調べ コロナが止めを刺す

 中央1にあるホテルおかべ(岡部和子社長)が倒産した。今月6日、旭川地裁より破産開始の決定を受けたもので、負債総額は、9月30日に設立された会社に所有権が移転されたこともあって定かでなく、東京商工リサーチは「現在調査中」としている。
 同リサーチ旭川支店によると、同社は1970年(昭和45年)に創業し82年にホテルとして設立。北海道遺産の北防波堤に近く宗谷湾を望むオーシャンビューが自慢のホテルで夏場の繁忙期には観光客やビジネス客で相応の集客があり2013年(平成25年)2月期には1億2000万円の売上高を計上していた。
 しかし18年には北海道信用保証協会が代位弁済するなど厳しい経営状況が指摘されていた。
 破産の決定打となったのは新型コロナウイルス感染症拡大に伴う夏場集客の落ち込みで経営断念に追い込まれてしまった。

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