藤原幸男さんに栄誉 消防功労で危険業務叙勲瑞宝双光章

 第35回危険業務従事者叙勲受章者が発表され、元稚内地区消防事務組合消防監の藤原幸男さん(69)=富岡4=が消防功労で瑞宝双光章に輝いた。
 旧商工高商業科を卒業した藤原さんは昭和44年、市職員として奉職と同時に消防本部へ出向。総務課長、消防署長など歴任し、平成22年から消防監を務め平成23年に定年退職した。
 42年間に亘り、消防救命業務を行った中、昭和40年代などは沖底漁船による船舶火災、農家でD型ハウスから出火するなど様々な現場に出動した。「当時は火災が多く、特に船舶は沈まないよう放水量を調整しながらの消火作業で大変でした」と振り返った。
 中央地区大火では「出火後から悪天候に変わり18棟が燃えてしまい、消火活動はとっても大変だった」話していた。
 消防業務を全うしたことに「必死で消火活動に当たり、救急活動では感謝されることもあるなど、終わってみればやりがいのある仕事でした」と。
 受章に当たっては「家族、関わってきた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんのお陰で受章することが出来ました」と喜びを語った。

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