人物点描 子供達の幸せが原動力 地域食堂ふらっと代表の藤本英文さん

 お年寄りや子供たちなどの憩いの場となっている「地域食堂ふらっと」の活動が5年目を迎えた。代表の藤本英文さん(68)は「子供たちに良い環境で育ち幸せになってほしいという願いが一番の原動力。今後も地域食堂を守っていきたい」と抱負を語った。
 ふらっとは貧困など家庭の事情で満足に食事ができない子供たちの支援や、一人暮らししているお年寄りにも参加してもらうことで世代間交流する場になってほしいと願う藤本さんを中心に平成28年に開設。今では4地域の活動拠点センターなどで月1回、開いており、250人以上の人が交流する場に発展している。
 民生児童委員など、子どもに携わる活動を続けてきたことで子どもたちから多くを教わり、自分自身を成長させてくれたことが開設したきっかけと振り返る藤本さんは「稚内の将来を担う子供たちが良い大人になり地域を元気づけてくれること願っています。この思いだけで活動を続けることが出来た」とし、多くの人たちとの出会い、活動を援助してくれている人たちに対し「食材の支援など市街地だけでなく宗谷、沼川の人なども協力してくれており有難く思います」と話していた。
 後継者を育てるのが目標とする藤本さんは「今まで築き上げた出会いを大切に、その人脈を後継する人にバトンタッチしていきたい」と話していた。

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