クサンル川沿いに土のう設置 7日のような大雨に備え

 今月7日の大雨で氾濫した緑1を流れるクサンル川沿いで、天候が急変しやすい秋に備えて氾濫防止の土のうを設置する作業が急ピッチで進められている。
 稚内では6日から7日にかけて24時間の降水量が150㍉を超えて8月1カ月分を上回るという記録的な雨が降った。7日朝にかけては1時間で30㍉前後の激しい雨が降り、クサンル川など市内河川の氾濫が相次いだ。
 川幅が狭い緑1のクサンル川沿いは今回だけでなく4年前や6年前の秋にも大雨となった際に氾濫し川沿いにある住宅が床下浸水する被害もあった。
 台風が多く発生し急な強い雨など不安定な天候となる秋に備えて稚内建設管理部から緊急的に工事を請け負った大信建設が、7日の大雨で上流から流れてきた土砂を重機で取り除きながら、下流にかけ土地が低くなっている川沿い左側の100㍍区間に重さ1㌧ある土のうを100個ほど並べる作業を行っている。
 作業を見守っていた住民は「この間の大雨では自宅に被害はなかったが、4年前の時には家の前の道路が川のようになり、床下浸水の被害に遭った。土のうを設置して用心に越したことはない」と話していた。

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