モラル問う所業 森林公園キャンプ場で芝生焦げ跡15カ所も
稚内森林公園キャンプ場の芝生に焼け焦げた跡=写真=が相次いで見つかり、管理する稚内市シルバー人材センターは「芝生がダメになる。火器など直置きは止めてほしい」と訴えている。
今年は新型コロナウイルスの影響で例年より利用者は少ないとはいえ、稚内を避暑地としてキャンピングカーで訪れる人がおり今月に入りライダーなどの旅人で利用が増えているキャンプ場。お盆休み期間も家族連れらで賑わい、20~30張のテントがあった。
夏休みが終わり利用のピークを過ぎたことから敷地内の草刈りをし点検したところ、小型のバーベキューコンロなどを芝生に直接置いて出来た焦げ跡が15カ所以上見つかった。
利用者には直接声を掛けて火を使用する際は注意点などを呼びかけてきた人材センターだが、相次ぐ焦げ跡に会員は「我々が帰ったあとの行動で、次の日の朝来ると焦げ跡を目にする。芝生が焦げてしまうと2、3年は元に戻らない。綺麗に芝生を刈っても焦げ跡を目にするとがっかりする」と肩を落としていた。